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節税したいフリーランスは、青色申告に挑戦!

フリーランスになったら青色申告!

個人事業主が1月や2月になってバタバタと準備を始めるのが確定申告です。開業したばかりで初めてだという人は不安を感じるかもしれません。ここでは、よく聞く「青色申告」についてわかりやすく解説します。

フリーランスなら青色申告

確定申告について少しおさらいをしましょう。確定申告とは、個人がある一定の金額以上の所得を得たときに、1年間に稼いだ所得を自ら計算し、納付する税金を算出して税務署に申告する制度です。この申告をする方法として、「白色申告」と「青色申告」の2種類があります。フリーランスに限らず個人で事業を行っている人は、青色申告を選ぶ人がほとんどです。それは、青色申告特別控除などの特典が多いからです。控除とは所得の中から税金を免除される金額と考えればよいでしょう。つまり、所得が多くても控除が多ければ納付する税金は少なくてすみます。そのため、皆さん青色申告を選択するのです。

青色申告のお得な特典

青色申告を選択すると節税につながらお得な特典があります。代表的なものをご紹介します。
1.青色申告特別控除
10万円又は、65万円の特別控除を受けることができます。記帳の方法によって控除額が変わります。複式簿記という少し複雑な方法で記帳すれば最高額の65万円が控除になります。つまり、所得から65万円分は税金を納める対象から除外してもらえるということですから、大きな節税につながります。
2.赤字の繰越
過去3年間まで赤字を繰り越すことが可能になります。開業当初は事業が軌道に乗らず、赤字になることもあります。利益が出た年の確定申告では、過去3年分の赤字を相殺することができるのです。
3.家族に支払った給与を経費にできる
夫婦でフリーランスを営んでいる人も増えてきているそうです。配偶者など家族に仕事を手伝ってもらい、給与を支払ったとき全額を経費に参入することができます。白色申告では全額を経費にすることができませんので、こちらも大きな節税効果があります。ただし、この特典を使う場合は、事前に税務署へ「青色事業専従者」の届出が必要で、他の仕事に従事していない15歳以上であることが条件になります。

フリーランスを始めるときにオススメの本

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